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郷愁の昭和|懐かしのテレビマンガ、アニメ

いつ頃からか、背広姿のサラリーマンが少年マンガを手にしているのをしばしば目にするようになった。青年コミックやビジネスコミックならまだしも、『マガジン』や『サンデー』を早速発売日の朝から、通勤途上の電車内で一心に読みふけっている様子は、マンガの昭和史―昭和20年~55年 (ランダムハウス講談社MOOK)違和感を禁じえないところだ。しかし好意的に見れば、そうした人たちはいまだ幼い頃と変わらず想像の世界に心遊ばせられる無邪気さを失っていないという点で、うらやましくもある。

およそ少年少女の時代に、マンガに夢中にならない子どもがいるものだろうか。現実とフィクションの境目を意識することなく、個性的な登場人物やドラマチックなストーリー展開に心躍らせたものだ。幼い日の夢には、マンガが少なからぬ影響を及ぼしていた。

貸本マンガ、月刊マンガ誌全盛の時代を経て、『少年マガジン』と『少年サンデー』が誕生したのは昭和34年。つまり今年は、両誌の創刊50周年にあたる。週刊マンガの登場によって、以後本格的なマンガ量産・消費ブームが到来した。

それから数年後、テレビでもマンガアニメの放映が始まった。日本初のテレビマンガは 『鉄腕アトム』で、昭和38年に放送が開始された。この年『鉄人28号』 『エイトマン』もオンエア。当時の少年たちの「カリスマヒーロー」が一斉にテレビデビューを果たした。雑誌に比べて絵柄やタッチが拙く、白黒放送がほとんどだったが、「動くマンガ」に魅せられて、毎週の放送日を心待ちにしていた。数々見たストーリーのほとんどは記憶のかなただが、オープニングの主題歌を聴くと、物語の幕開けをわくわくしながら待っていた感覚が思い出される。

Posted: 19 March 2009

 

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